ボックスカーフとは
ボックスカーフは仔牛の皮にクローム鞣しを施したもののことを言います。
水シボと呼ばれる美しいシボと光沢感が非常に高級感があり、数々のハイブランドのレザー製品に使われています。
エルメスの中ではクロコダイルに次ぐ高級レザーとして位置付けられています。
ボックスカーフのタンナーとして仏デュプイ社、仏アノネイ社、独ペリンガー社が特に有名。
デュプイ社とアノネイ社はエルメス傘下で特にデュプイのボックスカーフは流通量が少なく、最高品質のものはエルメスに流れてしまうため、非常に希少になっています。
最近の財布のボックスカーフはアノネイ社やペリンガー社のものを使用されることが多くなっています。
- 美しい水シボ
- 高級感がある
- 繊細で傷はつきやすい
- 経年変化は少なめ(新品のような綺麗な状態が続きやすい)
- 希少で高価
ボックスカーフメンズ財布ブランド4選
キプリス
※以前僕が使用していたキプリスコレクションのボックスカーフ長財布の菊寄せ。
非常にきれいでここまで綺麗に仕上げられるのは日本でも数少ない職人のみと言われています。
キプリスは百貨店バイヤーズ賞を17年連続した日本が誇るブランドの1つです。
個人的にはボックスカーフの財布を買うならキプリスコレクションを一番おすすめしたい
なぜなら僕も過去にキプリスコレクションおボックスカーフの財布を愛用していたから!
キプリスコレクションはキプリスの中でも最上位のシリーズでレザーの質、縫製の技術は日本トップクラスです。
キプリスコレクションの財布はボックスカーフの中でも傷やシワがない均一で綺麗な部分を切り取り財布に使用しています。
単にいい素材にこだわるだけでなく、高級な素材の中でもいい部分を使う点がキプリスコレクションの質の高さを物語っています。
また、キプリスコレクションはカード入れ部分にもカーブが施されており、デザイン性も備えながらも使いやすさも向上させる職人技が随所に散りばめられています。
縫製も特に角部分の菊寄せの美しさは他のブランドでは真似できないと言われています。
素材 | ボックスカーフ |
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カラー | ブラック×ネイビー、ブラック×チョコ、ブラック×レッド |
FUJITAKA
FUJITAKAは1941年創業の株式会社イケテイのプライベートブランドです。
もともとは鞄をメインに製造していましたが、現在は財布などの小物も製造しています。
FUJITAKAの製品は全て自社の工場で一貫して製造しており、「made in japann」に拘った製品作りを今なお続けている数少ないブランドの1つです。
こちらの財布の特徴はなんといっても仏デュプイ社の最高級ボックスカーフを使用していることです。
外側だけでなく、内側もボックスカーフが使われている贅沢仕様になっています。
デュプイのボックスカーフは流通量も少なく、かつエルメスが押さえているので最近では見ることも少なくなってきたのでかなり希少な財布です。(最近はアノネイ社のボックスカーフに切り替えるブランドも多い)
デザインもオーソドックスでシンプルながら、内側にはFUJITAKAを表すカラフルなステッチがあり、さりげないところが非常におしゃれでGoodポイント!
素材 | 仏デュプイ社ボックスカーフ |
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カラー | キャメル、チョコ、コン、クロ |
プレリー
プレリーは1957年に創業したブランドでコスパの良さが特徴です。
有名タンナーのレザーを使用し、日本製ながら2万円以下の財布も多く、低予算でも質の高い財布が欲しい方にはおすすめです!
こちらの財布は仏アノネイ社のボックスカーフを使用した二つ折り財布です。
一見すると普通の財布ですが、内側はワインレッドのレザーを使用しており、財布を開いた時にさりげなく見えて非常におしゃれ!
プレリーの財布はデザインもシンプルで長く使えるものが多く飽きのこないデザインになってるのもGoodポイント!
素材 | 仏アノネイ社ボックスカーフ |
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カラー | ブラック、ブラウン |
チマブエ
チマブエは最上級の素材を使用した日本のメンズバッグメーカーです。
バッグだけでなく、財布を製作していおり、質の高い製品づくりを行なっています。
こちらの財布はドイツペリンガー社のクリスペルカーフというボックスカーフを使用しているのが特徴です。
構造としてはキャッシュレス時代に適した最低限のカードやお札を持つための財布になっています。
ホックが付いているのできちんと二つ折り状態を保てるのがGoodポイント!
デュプイ社やアノネイ社のボックスカーフではあまり見ないダークブルーやオークが特におすすめです!
素材 | 独ペリンガー社クリスペルカーフ |
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カラー | ブラック、ダークブルー、オーク、ダークチョコ |